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売付
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うりつ
ふりがな文庫
“
売付
(
うりつ
)” の例文
休憩時間
(
きふけいじかん
)
には
控所
(
ひかえじよ
)
の
大勢
(
おほぜい
)
の中を
奔走
(
ほんそう
)
して
売付
(
うりつ
)
けるのです、
其頃
(
そのころ
)
学習院
(
がくしうゐん
)
が
類焼
(
るいしやう
)
して
当分
(
たうぶん
)
高等中学
(
こうとうちうがく
)
に
合併
(
がつぺい
)
して
居
(
ゐ
)
ましたから、
此
(
こゝ
)
へも持つて行つて
推売
(
おしう
)
るのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
二伸 かの六畳
土庇
(
どびさし
)
のざしき
太鼓張襖紙
(
たいこばりふすまがみ
)
思案につき候まゝ先年さる江戸座の
宗匠
(
そうしょう
)
より
売付
(
うりつ
)
けられ候文化時代
吉原
(
よしわら
)
遊女の
文殻反古張
(
ふみがらほごばり
)
に致候処
妾宅
(
しょうたく
)
には案外の思付に見え申候。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
或
(
あるい
)
は商人のごときは
兵乱
(
へいらん
)
のために
兵器
(
へいき
)
を
売付
(
うりつ
)
くるの道を得てひそかに
喜
(
よろこ
)
びたるものありしならんといえども、その
隙
(
すき
)
に
乗
(
じょう
)
じて政治的
干渉
(
かんしょう
)
を
試
(
こころ
)
みるなど
企
(
くわだ
)
てたるものはあるべからず。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
のみならず何を隠そう、一個月ばかり前にテル子嬢の大事なフォックス・テリヤを盗んで大学の博士の卵に
売付
(
うりつ
)
けたのは、誰あろう、この吾輩なのだ。家人の
隙
(
すき
)
を窺ったものであろう。
超人鬚野博士
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“売”で始まる語句
売
売女
売卜者
売卜
売僧
売買
売捌
売出
売国奴
売淫