“壁蝨”の読み方と例文
読み方割合
だに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実に黒河内の使嗾による者で、主立つ者は二人——一人はT市の壁蝨というべき、有名なる無頼漢『深夜の市長』と、もう一人は愕くなかれ現職の司法官浅間新十郎という悪役人だッ
深夜の市長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
頭はぞっとするような吹出物と瘡蓋に蔽われ、指の股には壁蝨が食いこみ、腹のあたりにわずかに纒いついている衣服の名残には、虱と南京虫が布目も見えぬほどに這いまわっていた。
カストリ侯実録 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
蛇には壁蝨が一面に取りついていた。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)