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垂氷
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つらゝ
ふりがな文庫
“
垂氷
(
つらゝ
)” の例文
仲冬のすゑ此人
居間
(
ゐま
)
の二階にて
書案
(
つくゑ
)
によりて物を
書
(
かき
)
てをられしが、
窓
(
まど
)
の
庇
(
ひさし
)
に
下
(
さが
)
りたる
垂氷
(
つらゝ
)
の五六尺なるが
明
(
あか
)
りに
障
(
さは
)
りて
机
(
つくゑ
)
のほとり
暗
(
くら
)
きゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
妹の方は顔を赤くして話す様な内気な娘だが、
瑞西
(
スヰス
)
で棒の様な
垂氷
(
つらゝ
)
を見たことなどを語ると姉の方が其れを訳して聞かせた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
軒下の
垂氷
(
つらゝ
)
と共に
心
(
むね
)
凍
(
こほ
)
り
北村透谷詩集
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
されど我国の人は
稚
(
おさな
)
きより
目
(
め
)
なれたる事なればめづらしからず、
垂氷
(
つらゝ
)
を
吟詠
(
ぎんえい
)
に入るものなし。右のつらゝ
明
(
あか
)
りにさはるゆゑ
朝毎
(
あさごと
)
に
木鋤
(
こすき
)
にてみな打おとさす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
我国の
垂氷
(
つらゝ
)
に
比
(
たぐ
)
ふれば
水虎
(
すゐこ
)
の
一屁
(
いつひ
)
也と心にをかしとおもひし事ありき
*9
。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
氷
常用漢字
小3
部首:⽔
5画
“垂”で始まる語句
垂
垂下
垂木
垂々
垂井
垂涎
垂髪
垂簾
垂水
垂布