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国手
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こくしゅ
ふりがな文庫
“
国手
(
こくしゅ
)” の例文
旧字:
國手
勝
国手
(
こくしゅ
)
と立花画師との他は、皆人足で、食糧を持つ他には、道開き或いは熊
避
(
よ
)
けの為に、
手斧
(
ておの
)
、
鋸
(
のこぎり
)
、
鎌
(
かま
)
などを持っているのであった。
壁の眼の怪
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
この道では、日本一の名
国手
(
こくしゅ
)
と
称
(
たた
)
えられているK博士の手術を受けるのであるから、何の不安もなく、経過もきわめて順調であった。
イグアノドンの唄:――大人のための童話――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
それがもうみんなとうの昔に故人になったしまって、それらの記念すべき諸
国手
(
こくしゅ
)
の面影も今ではもう
朧気
(
おぼろげ
)
な追憶の霧の中に消えかかっている。
追憶の医師達
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
枕頭
(
まくらもと
)
には軍医や看護婦が居て、其外
彼得堡
(
ペテルブルグ
)
で有名な
某
(
ぼう
)
国手
(
こくしゅ
)
がおれの
傷
(
て
)
を負った足の上に
屈懸
(
こごみかか
)
っているソノ
馴染
(
なじみ
)
の顔も見える。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
事実、この二人の
国手
(
こくしゅ
)
がついていれば、大丈夫保険附きのようなものですから、お角さんの口前とばかりは言えません。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
かく言い
懸
(
か
)
けて伯爵夫人は、がっくりと
仰向
(
あおむ
)
きつつ、
凄冷
(
せいれい
)
極
(
きわ
)
まりなき最後の
眼
(
まなこ
)
に、
国手
(
こくしゅ
)
をじっと
瞻
(
みまも
)
りて
外科室
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ところがその途中で翁が突然にウームと云って椅子の上に
反
(
そ
)
り返ったので、近まわりの人々が馳け寄って抱き止めた。それから大騒ぎになって、附近の今泉に住んでいる権藤
国手
(
こくしゅ
)
を呼んで来る。
梅津只円翁伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
杉山萠円
(著)
「
国手
(
こくしゅ
)
、なにを申されるか。壁にも耳のある世間、めったなことを……」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と
国手
(
こくしゅ
)
は
喝破
(
かっぱ
)
して
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“国手”の意味
《名詞》
名医。
医師に対する尊称。
囲碁の名手。
(出典:Wiktionary)
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“国手”で始まる語句
国手石亭