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品性
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ひんせい
ふりがな文庫
“
品性
(
ひんせい
)” の例文
職務の分量に
止
(
とど
)
まらずして職務の
品性
(
ひんせい
)
をよくせよというのである。十
貫目
(
かんめ
)
の
荷物
(
にもつ
)
を
荷
(
にな
)
うものに、務めて荷物十一貫目を荷えというのでない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
わたしが動物たちに
教訓
(
きょうくん
)
をあたえるのは、同時にわたしがかれらから教訓を受けることになるのだ。わたしはあれらのちえを進めてやったが、あれらはわたしの
品性
(
ひんせい
)
を作ってくれた
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
金力
(
きんりょく
)
と
品性
(
ひんせい
)
と
云
(
い
)
う題目のもとに、両者の必ずしも一致せざる理由を説明して、
暗
(
あん
)
に会社の役員らの暴慢と、青年子弟の何らの定見もなくしていたずらに
黄白万能主義
(
こうはくばんのうしゅぎ
)
を信奉するの
弊
(
へい
)
とを
戒
(
いまし
)
めた。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
西洋の新聞や雑誌に、しばしば日本の実業家の
品性
(
ひんせい
)
すなわち商業道徳なるものを
難
(
なん
)
じている。われわれとてもいかに
讃
(
ほ
)
めたくも、日本の商業道徳を西洋のそれに
優
(
まさ
)
るとはいいかねる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
自
(
おのずか
)
らその人と
為
(
な
)
り、その
品性
(
ひんせい
)
を
斟酌
(
しんしゃく
)
して招待するからして、演説に
自
(
おのずか
)
ら重みがついて、時勢遅れの学説もあったり、あるいはあまりに理想に
奔
(
はし
)
って実行出来ぬ空論を述べる者もあろうが
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
品
常用漢字
小3
部首:⼝
9画
性
常用漢字
小5
部首:⼼
8画
“品”で始まる語句
品
品物
品川
品位
品行
品隲
品評
品格
品々
品質