“吃々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きつきつ83.3%
くつ/\8.3%
とつとつ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
K氏は、頭を丸刈にしたこっくりした壮年期に入ったばかりの人、吃々きつきつとして多く語らず、東洋的なロマンチストらしい眼を伏せ勝ちにして居る。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
(やあ、人参にんじん干瓢かんぺうばかりだ、)と踈匆そゝツかしく絶叫ぜつけうした、わたしかほ旅僧たびそうこらねたものとえる、吃々くつ/\わらした、もとより二人ふたりばかりなり、知己ちかづきにはそれからつたのだが
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
偏執果断の大主大膳亮、吃々とつとつとしてこういっただけである。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)