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可致
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いたすべく
ふりがな文庫
“
可致
(
いたすべく
)” の例文
日本人が皆日本固有の語を用うるに至らば日本は成り立つまじく、日本文学者が皆日本固有の語を用いたらば日本文学は破滅
可致
(
いたすべく
)
候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
僕不敏といえども貴兄の奮励に従い
吾
(
わが
)
生のあらん限り事に従わんことを神かけて誓約
可致
(
いたすべく
)
候、末文に今一語
申添
(
もうしそえ
)
たきは
師を失いたる吾々
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
御書状拜讀
仕候
(
つかまつりそろ
)
。
素
(
も
)
と拙者の貴君の御世話
可致
(
いたすべく
)
と決心候節、貴君の爲めに
謀
(
はかり
)
候は、當地に於いて正當なる教育を受けられ、社會に益ある一人物となられ候樣にと希望候儀に
有之
(
これあり
)
候。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
猶々
(
なほなほ
)
此のやうの
苦
(
くるし
)
き思を
致候
(
いたしさふらふ
)
て、惜むに足らぬ命の早く
形付
(
かたづ
)
き
不申
(
まをさざ
)
るやうにも候はば、いつそ自害致候てなりと、潔く相果て候が、
逈
(
はるか
)
に
愈
(
まし
)
と
存付
(
ぞんじつ
)
き
候
(
さふら
)
へば、万一の場合には、
然
(
さ
)
やうの事にも
可致
(
いたすべく
)
と
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
時日刻限はいずれ確定次第御報
可致
(
いたすべく
)
候
(
そうろう
)
。まずは右当用迄
匆々
(
そうそう
)
不一
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
歌につきても今まで大体を示すに忙しく細論するの機なく候ところ、「も」の字の実地論
出
(
い
)
で候まま「理屈」ということをここに詳述
可致
(
いたすべく
)
候。
あきまろに答ふ
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
ゆえに趣向の変化を望まば
是非
(
ぜひ
)
とも用語の区域を広くせざるべからず、用語多くなれば従って趣向も変化
可致
(
いたすべく
)
候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
異論の人あらば
何人
(
なんぴと
)
にても来訪あるよう貴兄より御伝え被下度三日三夜なりともつづけさまに議論
可致
(
いたすべく
)
候。熱心の点においては決して普通の歌よみどもには負け
不申
(
もうさず
)
候。
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
異論の人あらば
何人
(
なんぴと
)
にても来訪あるやう貴兄より御伝へ
被下
(
くだされ
)
たく、三日三夜なりともつづけさまに議論
可致
(
いたすべく
)
候。熱心の点においては決して普通の歌よみどもには負け不申候。
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
致
常用漢字
中学
部首:⾄
10画
“可致”で始まる語句
可致候
可致旨
可致由