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友誼
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いうぎ
ふりがな文庫
“
友誼
(
いうぎ
)” の例文
第一期では人間が現世で
福
(
さいはひ
)
を得ようと思ふ。少壮、健康、
友誼
(
いうぎ
)
、恋愛、名誉といふやうに数へて、一々その
錯迷
(
さくめい
)
を破つてゐる。恋なんぞも主に苦である。
福
(
さいはひ
)
は性欲の
根
(
ね
)
を断つに在る。
妄想
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
而
(
さう
)
して
彼
(
かれ
)
は
昔
(
むかし
)
の
生活
(
せいくわつ
)
が
健全
(
けんぜん
)
で、
愉快
(
ゆくわい
)
で、
興味
(
きようみ
)
の
有
(
あ
)
つたこと、
其頃
(
そのころ
)
の
上流社會
(
じやうりうしやくわい
)
には
知識
(
ちしき
)
が
有
(
あ
)
つたとか、
又
(
また
)
其社會
(
そのしやくわい
)
では
廉直
(
れんちよく
)
、
友誼
(
いうぎ
)
を
非常
(
ひじやう
)
に
重
(
おも
)
んじてゐたとか、
證文
(
しようもん
)
なしで
錢
(
ぜに
)
を
貸
(
か
)
したとか
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
貴嬢との
友誼
(
いうぎ
)
の上に何の
障礙
(
しやうがい
)
をも見なかつたと思ふ、是れは
規定
(
さだめ
)
の祈祷会や晩餐会に
勝
(
まさ
)
りて、天父の嘉納まします所では無いでせうか、是れは神の
殿
(
みや
)
がエルサレムでも無く、
羅馬
(
ラウマ
)
でもなく
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
アヌンチヤタに引きあはせ得さすべし。彼君は汝を待ち受けたり。こは我
友誼
(
いうぎ
)
なれば。なに彼君が。と我は言ひさして、血は
耳廓
(
みゝのは
)
に昇りぬ。
戲
(
たはむれ
)
すな。我をいづくにか伴ひゆかんとする。友。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
“友誼”の意味
《名詞》
友誼(ゆうぎ)
友達のよしみ。
(出典:Wiktionary)
友
常用漢字
小2
部首:⼜
4画
誼
漢検準1級
部首:⾔
15画
“友誼”で始まる語句
友誼的