トップ
>
参上
>
さんじょう
ふりがな文庫
“
参上
(
さんじょう
)” の例文
旧字:
參上
主人
(
しゅじん
)
は、
羽織
(
はおり
)
・はかまを
着
(
つ
)
けて、
茶
(
ちゃ
)
わんをりっぱな
箱
(
はこ
)
の
中
(
なか
)
に
収
(
おさ
)
めて、それをかかえて
参上
(
さんじょう
)
いたしました。
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
次の日六兵衛は、生まれてから一度も手を通したことのない
礼服
(
れいふく
)
をきせられ、お城に
参上
(
さんじょう
)
しました。百
畳
(
じょう
)
敷
(
じき
)
もある大広間には、たくさんの
家来
(
けらい
)
がきら星のようにずらりと
居流
(
いなが
)
れています。
とんまの六兵衛
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
それを目じるしに
参上
(
さんじょう
)
することにいたします。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
陶器店
(
とうきてん
)
の
主人
(
しゅじん
)
は、いつかお
茶
(
ちゃ
)
わんを
造
(
つく
)
って
奉
(
たてまつ
)
ったことがあったので、おほめくださるのではないかと、
内心
(
ないしん
)
喜
(
よろこ
)
びながら
参上
(
さんじょう
)
いたしますと、
殿
(
との
)
さまは、
言葉静
(
ことばしず
)
かに
殿さまの茶わん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“参上”の意味
《名詞》
(謙譲語)目上の人のいるところに行くこと。また、人のもとに行くこと。
《感動詞》
(古風、また諧謔的)そこに到着したことを宣言する語。
(出典:Wiktionary)
参
常用漢字
小4
部首:⼛
8画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“参”で始まる語句
参
参詣
参籠
参差
参覲
参内
参詣人
参覲交代
参酌
参河