“十位”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とおぐらい50.0%
とをぐらゐ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この子は芸名を友之助とものすけって云うのですよ。年は十二だそうだけれど発育不良で小柄だから十位とおぐらいにしか見えない。それに義務教育も受けていないのです。言葉も幼稚だし、字も知らない。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
十位とをぐらゐでもそれから廿はたちるものでもみな前垂まへだれけてる。前垂まへだれがなければ彼等かれら姿すがた索寞さくばくとしてしまはねばらぬ。彼等かれらあしはぬ不恰好ぶかつかうしわつたしろ足袋たび穿いてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)