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区劃
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しきり
ふりがな文庫
“
区劃
(
しきり
)” の例文
旧字:
區劃
といって、
余処
(
よそ
)
のお
祖母
(
ばあ
)
さんでもないが、何だか其処に薄気味の悪い
区劃
(
しきり
)
が出来て、
此方
(
こっち
)
は明るくて暖かだが、向うは薄暗くて冷たいようで、何がなしに
怕
(
こわ
)
かった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
昔から
釘附
(
くぎつけ
)
に為てあると計り思つて居た内陣と本堂との
区劃
(
しきり
)
の戸を開けると云ふ事は、
少
(
すくな
)
からず小供の
好奇
(
かうき
)
の心を躍らせたが、
愈々
(
いよ/\
)
左から三枚目の戸に手を掛ける
瞬間
(
しゆんかん
)
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
瓶の
区劃
(
しきり
)
に
躓
(
つまず
)
いて倒れた手に、はっと
留南奇
(
とめき
)
して、ひやひやと、氷のごとく触ったのは、まさしく面影を、垂れた
腕
(
かいな
)
にのせながら土間を敷いて、長くそこまで
靡
(
なび
)
くのを認めた
陽炎座
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
竹の
自在鍵
(
じざい
)
の煤びたのに小さな茶釜が黒光りして懸つて居るのが見えたかと思ふと、若僧は身を屈して
敬虔
(
けいけん
)
の態度にはなつたが、直と
区劃
(
しきり
)
になつてゐる襖を明けて其の次の
室
(
ま
)
へ
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
その
方
(
はう
)
二
尺
(
しやく
)
のかなしい
区劃
(
しきり
)
に
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
直
(
すぐ
)
と
区劃
(
しきり
)
になっている
襖
(
ふすま
)
を明けてその次の
室
(
ま
)
へ、いわば
闖入
(
ちんにゅう
)
せんとした。
観画談
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“区劃”の意味
《名詞》
仕切ること。そのしきり。境界。
(出典:Wiktionary)
区
常用漢字
小3
部首:⼖
4画
劃
漢検準1級
部首:⼑
14画
“区劃”で始まる語句
区劃扉
区劃石