北叟笑ほくそゑみ)” の例文
なんにもはずきふにものもいはれないでみまもると、親仁おやぢはじつとかほたよ。うしてにや/\と、またとほり笑方わらひかたではないて、薄気味うすきみわる北叟笑ほくそゑみをして
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たるたけひとたないやうに、とをとこかげに、しばしとて、おあきまた前後あとさきながらうちはひつたから、しめたと、北叟笑ほくそゑみをしてつと、しばらくひまれて、やがて駈出かけだして
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
といひてゝ親仁おやぢまた気味きみわる北叟笑ほくそゑみ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)