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力足
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ちからあし
ふりがな文庫
“
力足
(
ちからあし
)” の例文
これは
成
(
な
)
らぬと
力足
(
ちからあし
)
を
踏
(
ふみ
)
こたゆる
途端
(
とたん
)
、さのみに
思
(
おも
)
はざりし
前鼻緒
(
まへはなを
)
のずる/\と
㧞
(
ぬ
)
けて、
傘
(
かさ
)
よりもこれこそ一の
大事
(
だいじ
)
に
成
(
な
)
りぬ。
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
曲者はこれを取られてはならんと一生懸命に取返しにかゝる、
遣
(
や
)
るまいと争う機みに、何ういう拍子か手紙の
半
(
なかば
)
を
引裂
(
ひっさ
)
いて、ずんと
力足
(
ちからあし
)
を踏むと
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と軽く
力足
(
ちからあし
)
を二三度踏んだ。熊さんは無論亭主の名であるが、まだ奥で寝ている。
覗
(
のぞ
)
いて見ると、
昨夕
(
ゆうべ
)
うつつに気味をわるくした、もじゃもじゃの頭が
布団
(
ふとん
)
の下から出ている。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼は
力足
(
ちからあし
)
を
踏
(
ふ
)
み
緊
(
し
)
めるようにして歩きだした。見ると、もう吉良家の裏門に近く来ている。かねて小豆屋善兵衛の探知によって、家老小林の宅が裏門に近い所にあるとは聞いていた。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
ゆくてのさきの
障碍
(
さまたげ
)
を、もどかしとてや、
力足
(
ちからあし
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
通常の者なら
蹌
(
よろ
)
けて倒れるところでございますが、小三郎は柔術も剣術も名人な人ゆえ
力足
(
ちからあし
)
を踏止めて、懐中より一節切を抜出し、仙太郎の利腕をモロにグッと落しますと
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ゆくてのさきの
障碍
(
さまたげ
)
を、もどかしとてや、
力足
(
ちからあし
)
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
力
常用漢字
小1
部首:⼒
2画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“力”で始まる語句
力
力瘤
力業
力強
力量
力者
力士
力味
力餅
力任