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剛
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きつ
ふりがな文庫
“
剛
(
きつ
)” の例文
○「小声でやってくだせえ、
皆
(
みんな
)
は
虚
(
そら
)
っぺえ
話
(
ばなし
)
で面白くねえ、旦那が武者修行をした時の、
蟒蛇
(
うわばみ
)
を
退治
(
たいじ
)
たとか何とかいう
剛
(
きつ
)
いのを聞きたいね」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
勝次郎は、中肉、寧ろノッポの方で、眼付きは
剛
(
きつ
)
いが、鼻の高い、浅黒い
貌
(
かお
)
の、女好きのする顔だった。
越後獅子
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
うかれ男 はてさて、
之
(
これ
)
は
剛
(
きつ
)
い返答。——(忽ち側を向き大声)こりや!
南蛮寺門前
(新字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
田舎には稀な程晩婚であつた
所為
(
せゐ
)
でもあらうか、私には兄も姉も、妹もなくて唯一粒種、
剛
(
きつ
)
い言葉一つ懸けられずに育つた為めか背丈だけは普通であつたけれども、ひよろ/\と痩せ細つてゐて
二筋の血
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
荷足の仙太と云やア随分
名代
(
なでえ
)
の無鉄……ナニ誠にその
剛
(
きつ
)
い人だと云って誰でもお
前
(
めえ
)
さんは知ってやす、いつか五十軒で喧嘩の時に、お前さんが
仰向
(
あおのけ
)
に寝て
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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それに
此間
(
こねえだ
)
ちょっくら聞いたが、御当家には智仁勇の三人の家来があるとよ、
渡邊織江
(
わたなべおりえ
)
さんという方は慈悲深い人だから是が仁で、
秋月喜一郎
(
あきづききいちろう
)
かな是はえら
剛
(
きつ
)
い人で勇よ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“剛”の解説
剛(ごう)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
剛
常用漢字
中学
部首:⼑
10画
“剛”を含む語句
金剛石
金剛山
剛勇
粗剛
黄色金剛石
剛毅
剛愎
金剛杖
剛腹
剛直
剛毛
剛者
執金剛神
大獅子金剛宝
手剛
剛情
金剛
剛力
剛気
金剛不壊
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