トップ
>
剔抉
ふりがな文庫
“剔抉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
てっけつ
75.0%
すっぱぬ
12.5%
ていけつ
4.2%
てきけつ
4.2%
ほぢくり
4.2%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
てっけつ
(逆引き)
しかし自己
剔抉
(
てっけつ
)
ということも主観の枠の中でされると、枠のひずんだとおりにひずむしかないという意味深い一つの例だと思います。
一九四六年の文壇:新日本文学会における一般報告
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
剔抉(てっけつ)の例文をもっと
(18作品)
見る
すっぱぬ
(逆引き)
馬琴が京伝に頼った頃の何十年も昔の
内輪咄
(
うちわばなし
)
を
剔抉
(
すっぱぬ
)
いて恩人風を吹かし、人倫とはいい難しとまで京山が罵るのは決して穏やかでない。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
剔抉(すっぱぬ)の例文をもっと
(3作品)
見る
ていけつ
(逆引き)
以来芸州の福島
正則
(
まさのり
)
、肥後の加藤忠広を始め、
駿河大納言
(
するがだいなごん
)
家にいたるまで、
仮借
(
かしゃく
)
なく
剔抉
(
ていけつ
)
し、藩地を召上げ、正則も
配流
(
はいる
)
、忠広も
流罪
(
るざい
)
、大納言家も、今、御幽閉させて
柳生月影抄
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
剔抉(ていけつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
てきけつ
(逆引き)
が、確かにこの事件において、それがあらゆる要素の根柢をなすものに相違なかった。おそらくこの時機に
剔抉
(
てきけつ
)
を誤ったなら、この厚い壁は、数千度の訊問検討の後にも現われるであろう。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
剔抉(てきけつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
ほぢくり
(逆引き)
それが不安である。
歩
(
ある
)
きながら考へると、
今
(
いま
)
さき
庭
(
には
)
のうちで、野々宮と美禰子が話してゐた
談柄
(
だんぺい
)
が近因である。三四郎は此不安の念を
駆
(
か
)
る為めに、
二人
(
ふたり
)
の談柄を再び
剔抉
(
ほぢくり
)
出して見たい気がした。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
剔抉(ほぢくり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“剔抉”の意味
《名詞》
えぐり、ほじくること。悪事や欠点などをあばくこと。
(出典:Wiktionary)
剔
漢検1級
部首:⼑
10画
抉
漢検1級
部首:⼿
7画
“剔”で始まる語句
剔出
剔
剔発
剔紅
検索の候補
爬羅剔抉
抉剔
“剔抉”のふりがなが多い著者
内田魯庵
小栗虫太郎
佐々木味津三
甲賀三郎
吉川英治
中島敦
山本周五郎
和辻哲郎
夏目漱石
宮本百合子