“剔出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てきしゅつ90.9%
へきしゆつ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし一度俳優の位置に身を置いて自分で動いてみると実にあっけないほど簡単にその原因を剔出てきしゅつすることができるものである。
演技指導論草案 (新字新仮名) / 伊丹万作(著)
更に築地で全部剔出てきしゅつしたわけでもない。私が十二年などという年数について考えることは、ひどく甘い考え方であるといわなければなるまい。
落日の光景 (新字新仮名) / 外村繁(著)
自分の頭に籠ツてゐる「或物サムシング」だけは何うしても剔出へきしゆつすることは出來ない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)