“てきしゅつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剔出55.6%
摘出44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに疼痛が甚だしいために、それを除くには眼球を剔出てきしゅつすること、即ち俗な言葉でいえば眼球めだまをくり抜いて取ることが最上の方法とされて居ります。
痴人の復讐 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
肥満せる肉は、口腔内からの脂肪剔出てきしゅつ手術によって、巧みに変形せしめることが出来る。
猟奇の果 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
背に射ちこまれた弾丸を摘出てきしゅつするのである。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
そのなかでなんらかの点で有名になった事件のみを摘出てきしゅつしても、いま言った九月八日ハンベリイ街のアニイ・チャプマン殺し、バックス・ロウ街事件
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)