“すっぱぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素破抜78.6%
剔抉21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たしかその当時の新聞の編輯余録といったような欄の中に、素破抜すっぱぬいてあったと思うが……かえって仙五郎爺から巻物の話を聞いた村の者が、色んな事を云っているそうだ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
若し此事が六号活字子ごうかつじしの耳に入って、雪江せっこうの親達は観世撚かんぜよりってるそうだ、一寸ちょっとちんだね、なぞと素破抜すっぱぬかれては余り名誉でないと、名誉心も手伝って、急に始末気しまつぎを出し
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
が、新婚のお祝いをするいとまがない中にう二人の恋の破綻はたんが新聞で剔抉すっぱぬかれた。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)