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剔抉
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すっぱぬ
ふりがな文庫
“
剔抉
(
すっぱぬ
)” の例文
馬琴が京伝に頼った頃の何十年も昔の
内輪咄
(
うちわばなし
)
を
剔抉
(
すっぱぬ
)
いて恩人風を吹かし、人倫とはいい難しとまで京山が罵るのは決して穏やかでない。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
その頃の若い学士たちの馬鹿々々しい質問や
楽屋落
(
がくやおち
)
や
内緒咄
(
ないしょばなし
)
の
剔抉
(
すっぱぬ
)
きが後の『おぼえ帳』や『控え帳』の材料となったのだ。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
が、新婚のお祝いをする
遑
(
いとま
)
がない中に
最
(
も
)
う二人の恋の
破綻
(
はたん
)
が新聞で
剔抉
(
すっぱぬ
)
かれた。
美妙斎美妙
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
“剔抉”の意味
《名詞》
えぐり、ほじくること。悪事や欠点などをあばくこと。
(出典:Wiktionary)
剔
漢検1級
部首:⼑
10画
抉
漢検1級
部首:⼿
7画
“剔”で始まる語句
剔出
剔
剔発
剔紅