“楽屋落”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がくやおち80.0%
がくやお20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その頃の若い学士たちの馬鹿々々しい質問や楽屋落がくやおち内緒咄ないしょばなし剔抉すっぱぬきが後の『おぼえ帳』や『控え帳』の材料となったのだ。
斎藤緑雨 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
吾々が友人などと遠足して興に乗じて楽屋落がくやおちの地名を附けておいた所などは自分でも覚えておらぬ。従ってこの種の古い地名は多くは今日に伝わらぬ訳である。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
こういうなぞのごとくまた楽屋落がくやおちに近い表現法の中から、辛苦して私たちがその本主の心持をとらえようと努めるのも、要するにただこの人たちだけの、語ろうとしていた真実があり
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)