“田楽屋”の読み方と例文
旧字:田樂屋
読み方割合
でんがくや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こいつめ、ヒイヒイいうとぶった斬るぞ。ではなぜ、今も今とて、向うの田楽屋でんがくやで飲んでいたおれたちの後ろへ廻って、葭簀よしずのかげから人の話を
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鬼子母神きしもじんの境内から、百姓地まであふれた、茶店と、田楽屋でんがくやと、駄菓子屋と、お土産屋みやげやは、一遍に叩き割られたように戸が開いて、声をしるべに、人礫ひとつぶてが八方に飛びます。