六疊敷ろくでふじき)” の例文
ひとむかうの廣室ひろまかうと、あへぎ/\六疊敷ろくでふじきたてつてくのだが、またゝうちおよ五百里ごひやくり歩行あるいたやうにかんじて、疲勞ひらうしてへられぬ。
怪談女の輪 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
こぼれ松葉まつばつちになるまで二人ふたりともにとちぎりしものをわればかりなにとしておくるべきとあしずりしてなげきしがいのち果敢はかなくとゞめられてふたゝんともおもはざりし六疊敷ろくでふじき部屋へや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)