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停
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た
ふりがな文庫
“
停
(
た
)” の例文
彼は少しうろたえ気味に
停
(
た
)
ち止まって暫く門内を眺めて居たが其の家の何んとなく取り付き難い気配いに幾分当惑の色を浮べた。
ガルスワーシーの家
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
急に現職業にかえったかれは、そこの
売台
(
カウンタア
)
と私の中間に正しくななめに
停
(
た
)
ちどまりながら、つんとモウニングの袖ぐちを引っぱって、売子の女に上官としての適度の威をしめして言った。
踊る地平線:02 テムズに聴く
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
ここにして
筇
(
つゑ
)
つき
停
(
た
)
つな
駱駝の瘤にまたがつて
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
オペラ通りなどで、そんなデリカなショーウインドウとは似てもつかないけばけばしいアメリカの金持ち女などが
停
(
た
)
ち
止
(
どま
)
って
覗
(
のぞ
)
いているのなどたまたま眼につく。
巴里の秋
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
わが
婢
(
はした
)
なにおもふらむ
廚辺
(
くりやべ
)
の
桜花
(
はな
)
の
樹
(
こ
)
のもとにあちらむき
停
(
た
)
てり
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
真玉
(
まだま
)
なす
桜花
(
はな
)
のしづくに白黒のだんだら犬がぬれて
停
(
た
)
ちたり
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
塔
(
たふ
)
の沢のいかもの店に
女唐
(
めたう
)
停
(
た
)
ちその
向
(
むか
)
つ
峰
(
を
)
の
桜花
(
はな
)
盛りなり
桜
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
と若者も同じ様に云って、吉蔵の傍へ
停
(
た
)
ち
止
(
ど
)
まった。
かやの生立
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
停
常用漢字
小5
部首:⼈
11画
“停”を含む語句
停車場
停止
立停
停留場
停車
停滞
停泊
調停
停車場前
停車塲
北停車場
御停止
停留所
新橋停車場
停泊用釜
停頓
鳴物停止
電車停留場
里昂停車場
横須賀停車場
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