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おおい
ふりがな文庫
“
偉
(
おおい
)” の例文
あわれ水よ、
偉
(
おおい
)
なる宇宙を三分して、その一を有する
汝
(
なんじ
)
、瀬となり、滝となり、
淵
(
ふち
)
となり、
目
(
ま
)
のあたり我が怪しき恋となりぬ。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
全ての人工的障碍が打破せられなければならない。
偉
(
おおい
)
なる自由に向ふ大道に数世紀の間横たはつてゐる服従と奴隷の足跡が払拭せられなければならない。
「婦人解放の悲劇」自序
(新字旧仮名)
/
伊藤野枝
(著)
偉
(
おおい
)
なる自由に向ふ大道に数世紀の間横たはつてゐる服従と奴隷の足跡が払拭せられなければならない。
婦人解放の悲劇
(新字旧仮名)
/
エマ・ゴールドマン
(著)
これは恋愛が単に新しき存在を創造するからと云ふのではない。
偉
(
おおい
)
なる愛によつて創造せらるるこの存在物は時代より時代を追ふて幾多の精神を拡大するであらう。
恋愛と道徳
(新字旧仮名)
/
エレン・ケイ
(著)
紀元千八百九十五年—月—日の
凱旋祭
(
がいせんまつり
)
は、小生が覚えたる
観世物
(
みせもの
)
の
中
(
うち
)
に最も
偉
(
おおい
)
なるものに候ひき。
凱旋祭
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
噫
(
ああ
)
偉
(
おおい
)
なるかな、
其仁
(
そのじん
)
禽獣
(
きんじゅう
)
に及ぶ……と
無暗
(
むやみ
)
にお
誉
(
ほ
)
めなさるべく候。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
簪
(
かんざし
)
の花が
凜
(
りん
)
として色が冴えたか気が籠って、
屹
(
きっ
)
と、教頭を見向いたが、その目の
遣場
(
やりば
)
が無さそうに、向うの壁に
充満
(
いっぱい
)
の、
偉
(
おおい
)
なる全世界の地図の、サハラの砂漠の有るあたりを、
清
(
すずし
)
い瞳がうろうろする。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
偉
常用漢字
中学
部首:⼈
12画
“偉”を含む語句
偉大
魁偉
偉丈夫
容貌魁偉
偉物
雄偉
偉業
瑰偉
偉過
海内偉帖
偉力
偉人
偉躯
偉観
偉者
偉方
偉材
薛偉
偉功
偉麗
...