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倫理
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りんり
ふりがな文庫
“
倫理
(
りんり
)” の例文
観念内の遊戯として
弄
(
もてあそ
)
ぶぶんには一向無難であるが、実行に移した場合のことをかんがえると
倫理
(
りんり
)
感情は一種不快な圧迫を受ける。
黒い手帳
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
仁義礼智
(
じんぎれいち
)
などとは
斯道
(
しどう
)
の人にあらざれば
解
(
かい
)
し
能
(
あた
)
わぬ
倫理
(
りんり
)
として、
素人
(
しろうと
)
のあえて関せざる道理のごとくみなす
風
(
ふう
)
がある。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
〔譯〕
倫理
(
りんり
)
と物理とは同一理なり。我れ倫理の學を學ぶ、宜しく近く
諸
(
これ
)
を身に取るべし、即ち是れ物理なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
たまに正直な
純粋
(
じゅんすい
)
な人を見ると、
坊
(
ぼ
)
っちゃんだの
小僧
(
こぞう
)
だのと
難癖
(
なんくせ
)
をつけて
軽蔑
(
けいべつ
)
する。それじゃ小学校や中学校で
嘘
(
うそ
)
をつくな、正直にしろと
倫理
(
りんり
)
の先生が教えない方がいい。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
俊男は
今年
(
ことし
)
三十になる。
某
(
ぼう
)
私立大學
(
しりつだいがく
)
の
倫理
(
りんり
)
を
擔任
(
たんにん
)
してゐるが、講義の
眞面目
(
まじめ
)
で親切である
割
(
わり
)
に生徒の
受
(
うけ
)
が
好
(
よ
)
くない。
自躰
(
じたい
)
心に
錘
(
おもり
)
がくツついてゐるか、
言
(
ことば
)
にしろ態度にしろ、
嫌
(
いや
)
に沈むでハキ/\せぬ。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
“倫理”の意味
《名詞》
人として守るべき事柄。
《学校教育》 日本の高等学校の一科目。
(出典:Wiktionary)
倫
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
“倫理”で始まる語句
倫理的
倫理学
倫理學者