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候間
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そうろうあいだ
ふりがな文庫
“
候間
(
そうろうあいだ
)” の例文
わたくし
儀
(
ぎ
)
、金がなければお
前様
(
まえさま
)
とも夫婦になれず、お前様の腹の子の
始末
(
しまつ
)
も出来ず、うき世がいやになり
候間
(
そうろうあいだ
)
、死んでしまいます。
温泉だより
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
平馬をはじめ結城藩の若侍一同、
今宵深更
(
こよいしんこう
)
、結城の城下はずれの森に会合致し、筑波神社祭礼神前仕合の策戦をなすよし、たしかなる筋より聞き及び
候間
(
そうろうあいだ
)
御参考にまで密告仕侯。
平馬と鶯
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
当方へ御申越
願度
(
ねがいた
)
く、でき得る限りの御辛抱ねがいたく、このこと兄上様へ知れると一大事につき、今回の所は私が一時御立替御用立
申上
(
もうしあげ
)
候間
(
そうろうあいだ
)
、
此
(
こ
)
の点お含み置かれるよう願上候。
帰去来
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
新らしき敵現われ
候間
(
そうろうあいだ
)
、御油断召さる
間敷候
(
まじくそうろう
)
。堀
織部正
(
おりべのかみ
)
殿恩顧の者共に候。
老中の眼鏡
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
復啓二月二十一日付を以て学位授与の
儀
(
ぎ
)
御辞退
相成
(
あいなり
)
たき
趣
(
おもむきの
)
御申出
相成
(
あいなり
)
候処
(
そうろうところ
)
已
(
すで
)
に
発令済
(
はつれいずみ
)
につき
今更
(
いまさら
)
御辞退の
途
(
みち
)
もこれなく
候間
(
そうろうあいだ
)
御了知相成たく大臣の命により別紙
学位記
(
がくいき
)
御返付
(
おかえしつけ
)
かたがたこの段
申進
(
もうしすすめ
)
候
(
そうろう
)
敬具
博士問題の成行
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
封入の
金子
(
きんす
)
、貴殿俸給の
内渡
(
うちわたし
)
に
有之
(
これあり
)
候間
(
そうろうあいだ
)
御査収
願上候
(
ねがいあげそうろう
)
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「
私儀
(
わたくしぎ
)
柔弱
(
にゅうじゃく
)
多病につき、敵打の本懐も遂げ難きやに存ぜられ
候間
(
そうろうあいだ
)
……」
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
候
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“候”で始まる語句
候
候文
候処
候人
候事
候得共
候得
候也
候鳥
候哉