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何樣
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どう
ふりがな文庫
“
何樣
(
どう
)” の例文
新字:
何様
散亂心とは
何樣
(
どう
)
いふ心だ。曰く、散亂心とは定まらぬ心で、詳しく論ずれば二種ある。其の一は有時性で、其の二は無時性のである。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
立て今日御奉行樣がお秀を
取戻
(
とりもど
)
して遣はすと仰せられた故離縁状は
何樣
(
どう
)
しても
書
(
かゝ
)
ずと云ふに番頭久兵衞は甚だ
困
(
こま
)
り
果
(
はて
)
否
(
いや
)
然樣
(
さやう
)
なる事を云はれたとて離縁状を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
福を惜む人が必らずしも福に遇ふとは限るまいが、
何樣
(
どう
)
も惜福の工夫と福との間には關係の除き去る可からざるものが有るに相違ない。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
何程
(
なんぼ
)
御店がお大事でも
絶
(
たえ
)
てお
足
(
あし
)
の
向
(
むか
)
ぬとは餘まり
氣強
(
きづよ
)
き罪造り
何樣
(
どう
)
かお都合なされし上
一寸
(
ちよつと
)
なりともお顏をみせてと云を打
消
(
けし
)
千太郎は是さ吉六殿お前迄が
馬鹿
(
ばか
)
にして此千太郎を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
雨
淋
(
そゝ
)
げども竹愈〻翠に、天寒けれども鴨水に親しむ面白い境に到り得たのであるが、
何樣
(
どう
)
して容易に其處に到り得よう。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
▼ もっと見る
一寸
(
ちよつと
)
と云て
小蔭
(
こかげ
)
へ
招
(
まね
)
き今日は
何樣
(
どう
)
とも
都合
(
つがふ
)
なし是非若旦那へ此文を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
兎島といふ半島的突出の北部の灣形に入り込んだところなどは、
何樣
(
どう
)
見ても茶人的の大庭の池の甚だ寂び古びたやうな感じで、幽雅愛すべきである。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
死んだ人は
彼
(
あ
)
の恐ろしい瀧の中へ飛込んだなら一切この世とは連絡が絶えてしまふ位に考へてでも有らうが、
何樣
(
どう
)
してそんなに容易に一切が水の泡となるものでは無い。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
何
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
樣
部首:⽊
15画
“何”で始まる語句
何
何処
何時
何故
何人
何方
何卒
何處
何日
何事