きる)” の例文
山々の喬木たかききも春二月のころは雪にうづまりたるがこずゑの雪はやゝきえ遠目とほめにも見ゆる也。此時たきゞきるやすければ農人等のうにんらおの/\そりひきて山に入る、或はそりをばふもとおくもあり。
肌寒し竹きる山の薄紅葉 凡兆
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
山々の喬木たかききも春二月のころは雪にうづまりたるがこずゑの雪はやゝきえ遠目とほめにも見ゆる也。此時たきゞきるやすければ農人等のうにんらおの/\そりひきて山に入る、或はそりをばふもとおくもあり。
そりを引てたきゞきることいひあはせてゆくときは、二三人のしよくを草にてあみたる袋にいれてそりにくゝしおくことあり。山烏やまからすよくこれをしりてむらがりきたり、袋をやぶりてしよく喰尽くらひつくす。
そりを引てたきゞきることいひあはせてゆくときは、二三人のしよくを草にてあみたる袋にいれてそりにくゝしおくことあり。山烏やまからすよくこれをしりてむらがりきたり、袋をやぶりてしよく喰尽くらひつくす。