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しこみ
ふりがな文庫
“
仕込
(
しこみ
)” の例文
我軍の攻撃に
遭
(
あ
)
って防戦したのであろうが、味方は名に負う
猪武者
(
いのししむしゃ
)
、
英吉利
(
イギリス
)
仕込
(
しこみ
)
のパテント
付
(
づき
)
のピーボヂーにもマルチニーにも
怯
(
びく
)
ともせず、前へ前へと進むから
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
「だってあたしの悪口は叔父さんのお
仕込
(
しこみ
)
じゃないの。津田に教わった
覚
(
おぼえ
)
なんか、ありゃしないわ」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
爺さんは植木屋の頭に使われて、其処此処の庭の手入れをしたり垣根を
結
(
ゆわ
)
えたりするのが仕事なのだ。それでも家には小金の貯えも少しはあって、十六七の娘に三味線を
仕込
(
しこみ
)
などしている。
躯
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
アルマ・グルツク女史といへば米国で名高い
高調子の歌手
(
ソプラノ・シンガア
)
で、
欧羅巴
(
ヨーロツパ
)
の本場
仕込
(
しこみ
)
でなくて、グランド・オペラの一流株になつたのは、女史が
皮切
(
かはきり
)
だといふ、米国ではちやきちやきの
歌手
(
うたひて
)
である。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
仕込大坂へ年に十五六兩も送りて
手許
(
てもと
)
に十廿の金も有る故
彌々
(
いよ/\
)
面白く
稼
(
かせ
)
ぎしが
今年
(
ことし
)
は代呂物も百兩程
仕込
(
しこみ
)
金も百兩位はある樣に成しかば大坂へ
歸
(
かへ
)
らんと思ひしに昨日今日と
暮
(
くら
)
す
中
(
うち
)
早
(
はや
)
五年の月日を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
仕込
(
しこみ
)
の山杖、ヒュッと虚空へは抜けたが、
白衣
(
びゃくえ
)
は
丹花
(
たんか
)
をちらしていた。
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
此
(
こ
)
れもおめえが
仕込
(
しこみ
)
の
所爲
(
せゐ
)
だんべが
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
込
常用漢字
中学
部首:⾡
5画
“仕込”で始まる語句
仕込杖
仕込刀
仕込方