五層ごそう)” の例文
頭部は砲弾のようにとがり、その底部には、缶詰を丸く蜂の巣がたに並べたような噴射推進装置ふんしゃすいしんそうち五層ごそうになってとりつけられ、尾部は三枚のつばさをもった大きな方向舵ほうこうだによって飾られていた。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
對岸たいがん(——はしわたつてくるまはら宿しゆくうら眞正面ましやうめんさかのぼる——)に五層ごそう七層しちそうつらねたなかに、一所ひとところむねむねとのたか切目きれめに、もみけやきか、おほいなる古木こぼく青葉あをばいて、こずゑから兩方りやうはうむねにかゝり
飯坂ゆき (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)