“方向舵”の読み方と例文
読み方割合
ほうこうだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、こうした人造ものは、どうも話が面白くないので、この辺でやめることとし、人造人間ロボットの方へ方向舵ほうこうだをむけることにしよう。
人造物語 (新字新仮名) / 海野十三(著)
そうして即座に方向舵ほうこうだをあやつってねらいたがわずまっしぐらにそのほうへ飛来するのである。
試験管 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
だが、しかし、その偵察機の上にも、同じ悲憤ひふんに、唇を噛みしめる軍人たちが、いて冷静をよそおって、方向舵ほうこうだあやつっていた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)