“ほうこうだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
方向舵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なにか故障を起したのかなとも考えたので、儂は方向舵ほうこうだを静かに廻しながら、なおも注意していると、どうも故障とは様子がちがう。一機が他の一機を執拗しつように追いかけているようなのだ。
恐しき通夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
頭部は砲弾のようにとがり、その底部には、缶詰を丸く蜂の巣がたに並べたような噴射推進装置ふんしゃすいしんそうち五層ごそうになってとりつけられ、尾部は三枚のつばさをもった大きな方向舵ほうこうだによって飾られていた。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)