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乾草
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ほしぐさ
ふりがな文庫
“
乾草
(
ほしぐさ
)” の例文
……それと申しますのも、あまり、甘やかしたせいでござりましょうなれど、
乾草
(
ほしぐさ
)
や
藁
(
わら
)
などは見向きもいたしませぬ。
キャラコさん:10 馬と老人
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
乾草
(
ほしぐさ
)
つくりに手をかしたり、垣根をなおしたり、馬に水をのませに連れていったり、
牝牛
(
めうし
)
を放牧場から駆りたてたり、冬の
煖炉
(
だんろ
)
に燃す
薪
(
まき
)
をきったりした。
スリーピー・ホローの伝説:故ディードリッヒ・ニッカボッカーの遺稿より
(新字新仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
彼等
(
かれら
)
は
只
(
たゞ
)
多量
(
たりやう
)
に
嚥下
(
えんげ
)
することによつて
其
(
そ
)
の
精力
(
せいりよく
)
を
恢復
(
くわいふく
)
し
滿足
(
まんぞく
)
するのである。
牛
(
うし
)
や
馬
(
うま
)
でも
地上
(
ちじやう
)
に
軟
(
やはら
)
かな
草
(
くさ
)
の
繁茂
(
はんも
)
する
季節
(
きせつ
)
が
來
(
く
)
れば
自然
(
しぜん
)
に
乾草
(
ほしぐさ
)
や
藁
(
わら
)
を
厭
(
いと
)
ふやうになる。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それから
一時
(
いっとき
)
、にんじんは、じっと、羊の啼き声を聴いていた。それが、だんだん
鎮
(
しず
)
まって行く。と、まもなく、
乾草
(
ほしぐさ
)
がのろい
頤
(
あご
)
の間で噛み砕かれる鈍い音のほか、なんにも聞こえなくなる。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
犬が啼き居り
乾草
(
ほしぐさ
)
のなかにやはらかく首突き入れて犬が啼き居り
桐の花
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
われは愛する者と偕に
芳
(
かんば
)
しき
乾草
(
ほしぐさ
)
に坐らばや。
佐藤春夫詩集
(旧字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
それに、そんなことはどうでもいい、彼女は食うだけのものは食うのだから——青草でござれ、
乾草
(
ほしぐさ
)
でござれ、野菜でござれ、穀物でござれ、パンや塩にいたるまで、なんでも欲しいだけ食った。
ぶどう畑のぶどう作り
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
乾草
(
ほしぐさ
)
に火を
点
(
つ
)
けむぞ
真珠抄
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“乾草”の意味
《名詞》
乾燥させた草。干し草。
(出典:Wiktionary)
“乾草(干し草)”の解説
干し草(ほしくさ、en: Hay)とは、草を刈り取って乾燥させた家畜の飼料。乾草とも表記され、粗飼料の一種である。
(出典:Wikipedia)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“乾草”で始まる語句
乾草広場
乾草堆
乾草舟