“不賛成”の読み方と例文
読み方割合
ふさんせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だめだ。だめだ。かわぶちなんかいけない。みちわるくて、やぶがたくさんあってこまる。おまえさんは無神経むしんけい同然どうぜんだからいいが、わたしこまる。」と、かおをしかめて不賛成ふさんせいをとなえだした。
電信柱と妙な男 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ああ、思えば一度でもいから、わたしの説教を聴かせたかったと云った。それから——また各方面にいろいろ批評する名士はあったが、いずれも蟹の仇打ちには不賛成ふさんせいの声ばかりだった。
猿蟹合戦 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
なんといっても、これから、ながふゆはいるのだから、うんと一にちみんなでなかよくあそびましょうよ。だいいち、このやまにすむもののこのみですから、おそらく不賛成ふさんせいのものはありますまい。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)