“不成就”の読み方と例文
読み方割合
ふじょうじゅ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそらくは、ひそかに、事の不成就ふじょうじゅを、胸にえがいていたのではなかったか。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「地勢険悪、自然の力には人も抗し得ませぬ。——また、敵もおめおめと見てはおりませぬ。必然、無数の犠牲にえの者を出して、結果は遂に、不成就ふじょうじゅに終ること火を見るよりも明らかかと思われます」
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)