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不本意
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ふほんい
ふりがな文庫
“
不本意
(
ふほんい
)” の例文
いっそのこと
別
(
わか
)
れてしまえばかえって気は安いが、やはり男の子ふたりのかすがいが
不本意
(
ふほんい
)
に夫婦をつないでおくのだろう。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
商
(
あきな
)
ひ其
餘力
(
よりよく
)
を以て母を
養
(
やしな
)
ひ居候に付私し如何にも
不便
(
ふびん
)
に存じ親子共引取べき旨
種々
(
しゆ/″\
)
申聞候へ共今更
厄介
(
やつかい
)
に相成候は
不本意
(
ふほんい
)
なりとて聞入申さず五ヶ年の
長病
(
ちやうびやう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
取
(
と
)
りつくしまがないように
思
(
おも
)
われる
方
(
かた
)
があろうかと
感
(
かん
)
ぜられますので、
甚
(
はなは
)
だ
不本意
(
ふほんい
)
ながら、
私
(
わたくし
)
の
現世
(
げんせ
)
の
経歴
(
けいれき
)
のホンの
荒筋丈
(
あらすじだけ
)
をかいつまんで
申上
(
もうしあ
)
げることに
致
(
いた
)
しましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「もう
飯
(
めし
)
は
食
(
く
)
はないよ」と
云
(
い
)
つた。
御米
(
およね
)
は
多少
(
たせう
)
不本意
(
ふほんい
)
らしい
風
(
ふう
)
もした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
ゆえに世間の笑いを
避
(
さ
)
くるため心ならずも、
標準
(
ひょうじゅん
)
の決勝点を引下げ、
潔
(
いさぎよ
)
からずと思いながらも、俗界の喜ぶ
勝鬨
(
かちどき
)
を挙げんとする者が多くなり、しかしていわゆる失敗者となるを
不本意
(
ふほんい
)
とするにいたる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
“不本意”の意味
《名詞》
自分が抱いていた本来の意志とは異なること。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“不本”で始まる語句
不本懐