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不屆
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ふとゞき
ば
誰が
頼んで
殺させたるや
汝れ三次に頼んで
殺させたれば己れが手を下して殺せしより
猶以て
不屆なり又最前三次と突合せの節三次を
以て役人を
欺く段
不屆千萬なり其の申分甚だ
暗く且又
裾の血而已に有らず庭のとび石に
足痕あるは既に捕手の役人より申立し如く其血を
其方儀
主人庄三郎養子又七
妻熊と密通致し
其上通り
油町伊勢屋三郎兵衞方にて
夜盜相働き金五百兩
盜み取り候段
重々不屆に
付町中引廻しの上
淺草に於て
獄門申付くる