上沓うわぐつ)” の例文
そして歩き付きが意気いきだわ。お前さんまだあの人の上沓うわぐつ穿いて歩くとこは見たことがないでしょう。
これ以上の案内者はない。同君が計画したという藺草いぐさ(ワングル)の上沓うわぐつは形も細工も見事であった。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
けれどもしきいまたときに、片方かたほう上沓うわぐつげたので、片足かたあしには、上沓うわぐつ穿き、片足かたあしは、沓下くつしただけで、前垂まえだれけ、片手かたてには、黄金きんくさり片手かたてには、ヤットコをって、まちなか跳出とびだしました。
(次ぎに上沓うわぐつ一足を取り出す。)