一捉ひとつか)” の例文
勘次かんじ麥藁むぎわら一捉ひとつか軒端のきばげて、つた青草あをぐさをそれへけて、燐寸マツチけてさうしておさへつけた。ぷす/\といぶけぶりとほ散亂さんらんせしめる。ぽつとほのほつてえあがればみづつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)