“赦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆる90.9%
ゆるし3.7%
しゃ2.1%
2.1%
あか0.5%
しや0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「杉丸さまからうかがいました」と松野伊太夫は云った、「あのときは無礼なことを申上げましたが、どうぞおゆるし下さいますよう」
葦は見ていた (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
少しく昇りてわが歌に伴ひ、かつてさちなきピーケを撃ちてゆるしをうるの望みを絶つにいたらしめたる調しらべをこれに傳へんことを —一二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
金次という奴は伊豆の島へやられたんですが、その後なんでもしゃに逢って無事に帰って来たという噂を聞きました。
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
叔母に逢って、勘当のりたわけを手短かに話して、千枝太郎はすぐに京へ引っ返して来た。土御門の屋敷へ帰ると、泰忠はもう先きに戻っていた。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
でっぷりとしたあから顔を提灯の灯でよけい真っ赤に光らせながら門人の柳條、柳橘を従え、苦が苦がしくこちらを見守っていた。
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
四郎左衛門等の獄に連坐せられて、三宅島に流され、しやうて帰ることを得た。太柱の子大茂さんは四谷区北伊賀町十九番地に住んでゐる。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)