しゃ)” の例文
金次という奴は伊豆の島へやられたんですが、その後なんでもしゃに逢って無事に帰って来たという噂を聞きました。
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
何うしても斬首ざんしゅの刑に行わるべきであったのが、何ういう事か三宅へ遠島を仰付おおせつけられましたが、大層改悛かいしゅんの効があらわれ、のちしゃになって、此の三次郎は兄玄道の徒弟となり
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「伏して、しゃを乞う」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
島へ行ってから何うしたか知りませんが、おそらくしゃに逢って帰ったろうと思います。
三浦老人昔話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)