“ゐすわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
居据100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然るに次場所の位置は逆比例して、駒は小結に昇進し、太刀は居据ゐすわりとなつてゐた。
八百長くづれ (新字旧仮名) / 栗島山之助(著)
それでもかれ我慢がまん出來できるだけつとめた。出代でがはり季節きせつときかれはまたしきりにまどうたが、どうも其處そこつてしまふのがしい心持こゝろもちもするし、逡巡しりごみして居据ゐすわりになつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
卯平うへい年末ねんまつ出代でがはり季節きせつになれば持病ぢびやうにして、奉公ほうこうもどうしたものかと悲觀ひくわんすることもあるが、我慢がまんをすればしのげるのでつひ居据ゐすわりにつてるうちに何時いつでもはる季節きせつかへつて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)