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りっこく
ふりがな文庫
“りっこく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
立国
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立国
(逆引き)
氏の
為
(
た
)
めに
謀
(
はか
)
れば、たとい今日の文明流に従って
維新後
(
いしんご
)
に
幸
(
さいわい
)
に身を
全
(
まっと
)
うすることを得たるも、
自
(
みず
)
から
省
(
かえり
)
みて
我
(
わが
)
立国
(
りっこく
)
の
為
(
た
)
めに
至大至重
(
しだいしちょう
)
なる上流士人の
気風
(
きふう
)
を
害
(
がい
)
したるの罪を引き
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
いやしくも数千年の国を成して人事の秩序を明らかにし、以て東海に独立したるものにして、
立国
(
りっこく
)
根本の道徳なくして
叶
(
かな
)
うべきや、耶蘇の教義
果
(
は
)
たして美にして立国に要用なりとならば
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
維新前後の
吾身
(
わがみ
)
の
挙動
(
きょどう
)
は一時の
権道
(
けんどう
)
なり、
権
(
か
)
りに
和議
(
わぎ
)
を講じて
円滑
(
えんかつ
)
に事を
纏
(
まと
)
めたるは、ただその時の
兵禍
(
へいか
)
を恐れて人民を
塗炭
(
とたん
)
に救わんが
為
(
た
)
めのみなれども、本来
立国
(
りっこく
)
の要は
瘠我慢
(
やせがまん
)
の一義に
在
(
あ
)
り
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
すなわち
我輩
(
わがはい
)
の
所望
(
しょもう
)
なれども、今その
然
(
しか
)
らずして
恰
(
あたか
)
も国家の功臣を
以
(
もっ
)
て
傲然
(
ごうぜん
)
自
(
みず
)
から
居
(
お
)
るがごとき、必ずしも
窮屈
(
きゅうくつ
)
なる
三河武士
(
みかわぶし
)
の筆法を以て
弾劾
(
だんがい
)
するを
須
(
ま
)
たず、世界
立国
(
りっこく
)
の
常情
(
じょうじょう
)
に
訴
(
うった
)
えて
愧
(
はず
)
るなきを得ず。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
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