“りうげじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
龍華寺75.0%
竜華寺25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
學校がくかうにての出來できぶりといひ身分みぶんがらのいやしからぬにつけても弱虫よわむしとはものなく、龍華寺りうげじ藤本ふぢもと生煮なまにえのもちのやうにしんがあつてやつくがるものもりけらし。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
龍華寺りうげじぼうさまにいぢめられんは心外しんぐわいと、これより學校がくかうかよことおもしろからず、わがまゝの本性ほんせうあなどられしが口惜くやしさに、石筆せきひつすみをすて、書物ほん十露盤そろばんらぬものにして
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
既に老後醒翁と号したとすれば、茶山のために竜華寺りうげじの勝を説いた岡本醒廬も或は同人ではなからうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
東海道を行つた間、月日をつまびらかにすべきものは、先づ三月二日に竜華寺りうげじの対岸を過ぎたことである。「岡本醒廬勧余過竜華寺曰。風景為東海道第一。三月二日過其対岸。而風雨晦冥。遂不果遊。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)