“ゆふき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
結城90.0%
勇氣10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたの如く結城ゆふき単衣物ひとへものに、八反の平ぐけを締めたのが、上に羽織つた古渡こわた唐桟たうざんの半天と一しよに、その苦みばしつた男ぶりを、一層いなせに見せてゐる趣があつた。
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
おやお従者ともさん誠に御苦労様ごくらうさまいますしでもげますから少し待つてゝ下さいよ、ちよいとまア旦那だんな貴方あなた今日けふのおめしいこと、結城ゆふきでせう、ナニ節糸織ふしいとおりしぶい事ねうも
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
蔭口かげぐちつゆばかりもいふものありとけば、立出たちいでゝ喧嘩口論けんくわこうろん勇氣ゆふきもなく、部屋へやにとぢこもつてひとおもてはされぬ憶病至極おくびやうしごくなりけるを
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)