“ゆつく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
88.2%
5.9%
5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三千代みちよ支度したくをするから、ゆつくりしてつてれとたのむ様にめて、つぎつた。代助は其後姿うしろすがたを見て、どうかしてかねこしらへてやりたいと思つた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「別に御馳走ごちそうと云つては無いけれど、松茸まつだけ極新ごくあたらしいのと、製造元からもらつた黒麦酒くろビイルが有るからね、とりでも買つて、ゆつくり話さうぢやないか」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「それは飲んでからに為やう。夜が長いから後でゆつくり出来るさ。帰つて風呂にでもつて、それから徐々そろそろ始めやうよ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「勝をうる者はこれ等の物を得てそのわざとなさん、我かれの神となり彼わが子と爲るべし。されど、」これがゆつくりと、明瞭に讀まれた
「本當よ、その通りですわ、」ダイアナは云つた、「ねえ兄さん、少しゆつくりさせてお上げなさいよ。」