“ゆっく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
72.5%
17.6%
7.8%
悠然2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尤も朝飯はく早く済まして、支度は成る可くゆっくりするという手はありました。先達は紐の付いた木製の椀を腰に下げていました。
登山談義 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
「兎に角、僕は電話をかけて来るよ。何、未だ望みはあるよ。支倉に悟られて終った訳じゃないんだから。鳥渡待っていて呉れ給え。ゆっくり対策を講じよう」
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
私の様なばゞあでも久しく話をして入らっしゃいますのですから御心配なくゆっくりとお休みなすって入らっしゃいまし
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ゲーテの言葉に、「急ぐなかれ休むなかれ」と、この言葉を守って、大きく悠然ゆっくり学問する癖を附けなければいかぬ。でなければ日本の小国民がいよいよ小国民になってしまう。
今世風の教育 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)