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もうじや
ふりがな文庫
“もうじや”の漢字の書き方と例文
語句
割合
亡者
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
亡者
(逆引き)
単に
己
(
おのれ
)
の慾を充さうばかりで、あんな思切つて残刻な仕事が出来るものではないと想ふのだ。
許多
(
おほく
)
のガリガリ
亡者
(
もうじや
)
は論外として、間貫一に
於
(
おい
)
ては何ぞ目的が有るのだらう。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
あツと顏見合はせる一座の中へ、
月代
(
さかやき
)
も
髯
(
ひげ
)
も伸び放題乍ら清らかな紋服に着換へた林太郎は、細々とした自分の影を踏んで、——
冥途
(
めいど
)
を行く
亡者
(
もうじや
)
のやうに靜かに進み出たのです。
銭形平次捕物控:115 二階の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
糠雨
(
ぬかあめ
)
の
朧夜
(
おぼろよ
)
に、
小
(
ちひさ
)
き
山廓
(
さんかく
)
の
祠
(
ほこら
)
の
前
(
まへ
)
。
破
(
やぶ
)
れ
簑
(
みの
)
のしよぼ/\した
渠等
(
かれら
)
の
風躰
(
ふうてい
)
、……
其
(
そ
)
の
言
(
い
)
ふ
処
(
ところ
)
が、お
年貢
(
ねんぐ
)
、お
年貢
(
ねんぐ
)
、と
聞
(
きこ
)
えて、
未進
(
みしん
)
の
科条
(
くわでう
)
で
水牢
(
みづらう
)
で
死
(
し
)
んだ
亡者
(
もうじや
)
か、
百姓一揆
(
ひやくしやういつき
)
の
怨霊
(
おんりやう
)
か、と
思
(
おも
)
ひ
附
(
つ
)
く。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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(3作品)
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