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みつく
ふりがな文庫
“みつく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
見尽
33.3%
看尽
16.7%
箕作
16.7%
見悉
16.7%
見盡
16.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見尽
(逆引き)
僕はあらゆる醜悪なものを見せつけられた。その堪え難い苦痛が三年も続いた。僕が家庭を離れたく思った
一半
(
いっぱん
)
の理由は、実はこれなのだ。僕は女というものの汚さを
見尽
(
みつく
)
した。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
みつく(見尽)の例文をもっと
(2作品)
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看尽
(逆引き)
翁はご承知のとおり画事の上では、大癡を
宗
(
そう
)
としていた人です。ですから大癡の画という画はいやしくも
人間
(
じんかん
)
にある限り、
看尽
(
みつく
)
したと言ってもかまいません。
秋山図
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
みつく(看尽)の例文をもっと
(1作品)
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箕作
(逆引き)
たまたま旅先で
箕作
(
みつく
)
りのベク助の器用な腕に目をつけた。これを
雇入
(
やといい
)
れて、生産力が倍加したが、五忘の奴が父に劣らぬ道楽者で、父子相たずさえて遊興にふける。お寺の本堂でバクチをやる。
明治開化 安吾捕物:14 その十三 幻の塔
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
みつく(箕作)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
見悉
(逆引き)
六年ここに住んでいるうちに人間の汚ないところは大抵
見悉
(
みつく
)
した。でも出る気にならない。いくら腹が立っても、いくら
嘔吐
(
おうと
)
を
催
(
もよお
)
しそうでも、出る気にならない。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
みつく(見悉)の例文をもっと
(1作品)
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見盡
(逆引き)
彼
(
かれ
)
は
多
(
おほ
)
くの
剥
(
は
)
げかゝつた
社
(
やしろ
)
と、
寂果
(
さびはて
)
た
寺
(
てら
)
を
見盡
(
みつく
)
して、
色
(
いろ
)
の
褪
(
さ
)
めた
歴史
(
れきし
)
の
上
(
うへ
)
に、
黒
(
くろ
)
い
頭
(
あたま
)
を
振
(
ふ
)
り
向
(
む
)
ける
勇氣
(
ゆうき
)
を
失
(
うしな
)
ひかけた。
寐耄
(
ねぼ
)
けた
昔
(
むかし
)
に
彽徊
(
ていくわい
)
する
程
(
ほど
)
、
彼
(
かれ
)
の
氣分
(
きぶん
)
は
枯
(
か
)
れてゐなかつたのである。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
みつく(見盡)の例文をもっと
(1作品)
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