“みぢか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
身近50.0%
37.5%
見近6.3%
身親6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつのまにか岡がきっと身近みぢかに現われるのが常なので、葉子は待ち設けていたように振り返って、朝の新しいやさしい微笑を与えてやった。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
下腹したつぱらほうぬけにはずんでふくれた、あしみぢかい、くつおほきな、帽子ばうしたかい、かほながい、はなあかい、それさむいからだ。
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
きびしかりしはやり風にて見近みぢかくのたりはつひにぎにけらずや
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
身親みぢかなもののうちに、死人があると、その一年は鳥居はくぐらないとか、喪のうちは神棚を閉じて、祭器にも手をふれないとか——そんなところから
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)